無駄な努力はしないートレーニングを効果的に②-

さて、三大原理のうち2つは前回ご説明しましたので最後の1つ『特異性の原理』です。

特異性の原理(とくいせい)

これは、トレーニングの効果はトレーニングをした内容により、特異的に向上するという原理です。

はて?

何のこと?

と思いますよね。

簡単に言うと、マラソンの練習をしたらマラソンが速くなりますよね。(持久力の向上)

マラソンの練習をして100m走が速くなるとか、水泳のクロールが速くなるとか、サッカーが上手くなるとかってないですよね。

トレーニングには何に効果があってというのが種目によって違いますから、自分の望む効果を得たい種目を選ばなくてはいけませんってことです。

見当違いな種目を選んじゃったばかりに、望む効果がまったく得られないってことはかなり多いと思います。

自己流でトレーニングしている人はほぼ見当違いなことをしていますね~。

種目・負荷・回数・時間・頻度、←これが大事です。

僕のパーソナルトレーニングで最初にカウンセリングをして、運動効果(ダイエット、健康維持、引き締め、筋力アップ・・・など)を聞いて、どういう風になりたいのかを聞くのはメニューを構成するうえで必須なので聞くんです。

ここが正しく伝わっていないと目標地点が変わってきますので、無駄な努力をしかねません。

ここまでご理解できたでしょうか?

さて、いよいよトレーニングの五大原則のご説明をします。

トレーニングの五大原則

① 漸進性の原則

② 全面性の原則

③ 意識性の原則

④ 個別性の原則

⑤ 継続・反復性の原則

はい!また漢字だらけですね(笑)

一つずつ見ていきましょう。

漸進性の原則(ぜんしんせい)

漸進性の原則とは、トレーニングの強度や量は段階的に増加させレベルアップしなければならないという原則のことです。

急激に運動強度を増加させたりすると傷害を起こしてしまう可能性が高くなってしまいます。

階段を一段ずつ上がるように徐々に強度を上げるってことです。

トレーニング効果を得たいのであれば、2段抜かしで上がっていくってことはないです。

全面性の原則(ぜんめんせい)

全面性の原則というのは、ある体力要素を向上させたいのであれば、できれば他の体力要素も向上させなければならないという原則のことです。

体力というのは色々な要素で構成されています。

できる限る全ての体力要素を鍛えていった方が好ましいということですね。

体力とは、筋力、持久力、柔軟性、敏捷性、などです。

あと、全面性には体のことも考えると良いです。

たとえば、上半身は十分に鍛えているけど下半身はまったく鍛えてないとか、筋力は強いけど柔軟性がないとか、はあまり良くないです。

全身をまんべんなくバランスよくトレーニングするってことです。

意識性の原則(いしきせい)

意識性の原則というのは、このトレーニングは何の目的でしているのか?ということをよく理解しておこないなさいっていう原則のことです。

ただ漫然とトレーニングしないで何のためのトレーニングかをしっかり理解してこそ大きな成果が期待できるってことです。

また、ウエイトトレーニングで、どこの筋肉に効かしているのかを意識するのが重要です。

たとえば、ダンベルアームカール(肘の曲げ伸ばし運動)をしている時に、上腕二頭筋(ちからこぶ)を意識してトレーニングする場合と、今日の夕飯はなんだろう?とかを考えながらトレーニングする場合を比較しますね。

1回や2回のトレーニング程度では差が出ないかもしれませんが、これが10回15回と積み重なっていくと大きな差となります。

使っている筋肉をしっかりと意識しましょう。

個別性の原則(こべつせい)

個別性の原則というのは、トレーニングは個々の身体的・精神的特性に応じておこなわければならないという原則のことです。

人間の身体は十人十色、人それぞれ微妙に違いがあります。

性別、年齢、体質、体力レベル、性格などあらゆる要素が個人によって違います。

当然、トレーニングメニューを作成するときも、10人いれば10通りのメニューになります。

例えば、ハリウッド女優の〇〇さんがやっているトレーニングをそのままマネしてもハリウッド女優の〇〇さんのような体になるとは限らないってことです。

自分の目標は何かをしっかり決めて、自分にあったメニューをおこないなさいってことです。

継続・反復性の原則(けいぞく・はんぷくせい)

継続、反復性の原則とは、トレーニングの効果を得るためには継続的に行わなければならないという原則のことです。

トレーニングの効果というものは一朝一夕に得られるものじゃありません。

トレーニングの効果は長期間続けることによって、はじめて目に見える大きな効果を期待することができます。

いかに優れたトレーニング施設や優秀なトレーナー、自分にあったベストなトレーニングメニューがあったとしても続けなければ何の効果もないってことですね。

以上で、ルーの法則からトレーニングの原理・原則について簡単にご説明しましたがどうでしょうか?

自分ではものすごく簡単に説明するつもりでしたが、結構な長文になってしまいましたね。

それだけ、深いというか、トレーニング理論のベースになっているものですので、やろうと思えば際限なく長くすることも可能だったのですが、読むのがイヤになっちゃうと思いましたので、それはやめました(笑)

でも、長いですよね・・・僕のブログでは珍しく長い(汗)

これが理解できるだけである意味インストラクターレベルです。

このルーの法則、三大原理、五大原則から外れる理論は存在しないわけですから、TVや雑誌で次から次へと新しく出てくる○○ダイエットとか○○メソッドやらを見たときに本物か偽物かってすぐ分かると思います。

あとは、このルーの法則、三大原理、五大原則のほかに覚えておくと便利というか実用的な知識もありますので、また後程機会があればご紹介しますね。