足底腱膜の腱断裂について【まとめ】
2025年8月に足底腱膜の腱断裂の怪我をしましたが、2026年8月に最後の通院も終わったことだし受傷から完治までの経過を詳しく書きたいと思います。
というのも、足底腱膜の腱断裂ってかなりレアケースの怪我なんですよ。
今はネットで検索をかければたいていの事は分かりますし体験談も出てきます。
僕も受傷後にすぐにネットで検索をしましたが、【足底腱膜の腱断裂】は1件だけ関西の整形外科の症例で出てきただけでした。
それぐらいのレアケースの怪我です。
大きい怪我をすると本当に治って元の身体に戻れるのか?と精神的にも不安になります。
不安を抱いての状態だと治るものも治らなくなります。
同じ怪我をした人の体験談ほど参考になるものはありません。
受傷から完治までの経過をメモにして残していましたので、まとめて書きます。
足底腱膜の腱断裂をした人の参考になればとの思いもあり書きますので、長文になります。
【受傷⇒ギプス固定⇒足底板・リハビリ】という流れで治療をしています。
文末に【受傷から完治までの時系列】を表にして載せておきます。
受傷
2025年8月17日、ハンドボールのゲーム中に受傷しました。
後ろ向きで歩いていて攻守の入れ替わりで右足を後ろに踏み込んだ瞬間に踵からパンっという破裂音がしました。
すぐに『どこかしらが切れた?』と思い立ち止まる。
痛み自体は踵をぶつけた程度の痛みで走ろうと思えば走れそう。
ただ、大事をとってすぐに退場します。
受傷後はコンビニでロックアイスを買ってアイシング。
だいたい8時間ぐらいはアイシングしていました。
真夏だったのでアイシングは気持ちよい(笑)
翌日診察で誤診
足底腱膜の腱断裂はレアケースの怪我ですので足専門の整形外科で診てもらうといいかと思います。
実際に僕は最初に診察してもらった整形外科で『足底筋膜炎ですね、3週間で痛みも消えますよ。』と誤診されています。
状況から考えれば『そんなわけない』のは明らかなのにこれですからね。
該当の整形外科のGoogleの口コミに文句を書き込んでやろうかと思いましたが、思い止まりました。
そんなことしている暇があれば足専門の整形外科を探して治療に専念した方が良いです。
足底腱膜の腱断裂と診断される
2025年8月20日、受傷から3日、別の整形外科で診察を受けます。
MRI、エコー検査等の結果、足底腱膜の腱断裂と診断されます。
『やっぱりね。そりゃそうだろ。』と思いました。
ギプス固定になります。

アキレス腱の関与も防ぐ目的で膝下からの固定になります。
腱断裂と言っても【部分断裂】と【完全断裂】があります。
僕の場合は、どっちか分かりませんでした。
MRIを見ても素人の僕には全く分かりませんし、医者も切って中を見たわけでもないので断言は出来ないんでしょう。
なのでどの程度の痛みでどんな状態だったのかを述べます。
痛みがある箇所は【かかと】
足の親指を甲側に反らせると足裏の土踏まずにスジが浮き出ますよね。
このスジが親指側の足底腱膜になります。
割と太くて大きい腱かと思います。
この腱が親指を反らせてもまったく浮き出てきませんでした。
本来ならば親指と連動して浮き出るスジ(腱)がどこかで分断(断裂)されて全く反応していない状態です。
なので、親指側に体重を乗せることが出来ませんでした。
常に小指側に体重を乗せてバランスを取っていました。

画像の赤〇で囲った部分に内出血があります。
この部分に痛みはないのですが内出血は有り。
黄色の〇で囲った部分に腫れがあります。
この部分は押すと痛み有り。
青色部分は痛みのある箇所になります。
受傷時にパンッと音がして痛みがあったのもこの箇所になります。
通常だと親指を甲側に反ると土踏まずにスジが浮き出ますが、全く出ません。
手術か?保存療法か?
サクッと手術で縫合してもらって治そうかと思っていましたが、選択の余地はなく【保存療法】で治していくことが決まります。
アキレス腱の断裂と違って選択肢はなかったです。
おそらくレアケースの怪我なのでリスクなどを考慮して保存療法になったような気がします。
セカンドオピニオン
厳密にはサードオピニオン?
まあ、最初の誤診した整形外科はカウントしません。
さて、治療方法は決まりましたが、【保存療法】一択になり不安になったんです。
『切れた腱ってくっ付くの?』
これがもっとも大きな不安要素でした。
【アキレス腱の断裂】は症例が山ほどあるので、ネット検索すれば【手術】と【保存療法】での比較も容易にできます。
アキレス腱の断裂の場合、【手術】に比べて【保存療法】はギプス固定期間が長くなるのと再断裂のリスクが高くなるようです。
同じ人間の【腱】ですからね、アキレス腱も足底腱膜も同じと判断できます。
そんなわけで、いとこに整形外科医がいるので診てもらったんです。
結果は【保存療法】で同じ。
診てもらっている医師はいとこの後輩とのことで、足分野では関東でも権威のある医師なので信頼できる旨を聞いて安心できました。
安心して治療に専念できるかどうかは治りにかなり影響すると思います。
信頼できる医師のもとで治療するのがよろしいかと思います。
リハビリ
ギプスは取り外し可能なタイプなので寝る時は外していました。

本当は外さずに固定していた方が良いのかもしれませんが、邪魔くさかったので外して寝てました。
9月17日よりリハビリ開始です。(受傷からちょうど1ヶ月経過)
リハビリ時はギプスを外します。
リハビリは指先を動かすとかごく軽めの内容です。
ギプス固定していますので、腱や筋肉が硬くなり萎縮するのを防ぐ目的として行います。
リハビリも週2~3回を勧められましたが、仕事もあるしそんな頻度では通えません。
なので、やり方を教わり自分でやっていました。
- 足指をグーパー
- 親指と他4本の指を交互に動かす
- 座った状態でかかとの上げ下げ
- スクワット
この4種目を各10~30回を1セットとしてサーキット形式で3回
サーキット後にケーブルを使ったカーフレイズ20ポンドを10回ぐらい。親指に力が入るような感じでおこないます。
これらを全て加圧トレーニング用のベルトを巻いておこないました。
加圧トレーニングは血流制限をかけながらおこなうので腱の回復に良いのではないかとの思いで、リハビリ時には必ず巻いてました。
9月17日が初リハビリだったのですが、上記の種目で唯一途中で終了した種目がスクワットでした。
足をギプス固定してましたから、必然的に他の関節も動かす頻度が減っていたのでしょうね。
スクワットしたとたんに【膝】にものすごい痛みがはしり出来ませんでした。
9月18日にも上記の4種目をサーキット形式で2~3回おこないました。
スクワットでの膝の痛みはかなり軽減されていました。
やはり動かしていないと関節まわりが硬くなっちゃうんでしょうね。
逆に日々動かしていると滑らかに動いて痛みも出ないんだと思います。
リハビリの注意点
指を動かす程度の軽い運動だったため、9月17日18日と連続でリハビリを実施しちゃいましたけど、ある程度負荷が強くなってきた段階では頻度を減らすと良いと思います。
週に2~4回ぐらいの頻度が無理のない範囲かと思います。
ギプスから装具へ
9月30日でギプスが外れました。(固定期間は6週間)
これからは装具(足底板)に変わります。
土踏まずのアーチを形作るのを目的として装具を付けていきます。
装具は足形を採って作った自分専用の装具なので【絶妙】なんですよね。
本当に丁度よくて感動ものです。

歩けるようになる
10月30日(受傷から約2ヶ月経過)、両足のカーフレイズ(かかとの上げ下げ)が出来るようになり、普通に歩けるようになります。
11月1日片足でのカーフレイズ10回3セット出来るようになる。
油断は禁物
歩けるようになり出来ることは増えてきます。
11月8日、スクワット60kgを担いでリハビリというかトレーニングをやっていたら足裏にピリッとくる痛みが出たので1セットで終了。
ここから暫く重量を担いだスクワットは控えるようになります。(スキーのシーズンインもあり荷重スクワットを再開したのは翌年の5月~)
久しぶりにハンドボールの練習
11月17日(受傷からちょうど3ヶ月経過)、体育館でハンドボールの練習。
久しぶりに体育館での練習でどれぐらい動けるかも未知のことでしたが、キャッチボールと軽くジョグすることが出来ました。
スキーシーズンイン
12月7日、スキーシーズンイン。
リフト8本ほど乗りました。
5本目あたりから足に痛みがあり(どこが痛いのかは分からない)。
足底腱膜の痛みなのか?久しぶりのスキーブーツで靴擦れのような痛みなのか?
自分でも判断出来ませんでしたが、良い感じにシーズンイン出来たかと思います。
翌日に痛みが残ることもなかったので、おそらくは久しぶりに履いたブーツによる痛みだったのかと思います。
最後のリハビリ
2026年1月20日(受傷から約5ヶ月経過)、リハビリセンターでのリハビリはこの日が最後。
あとは自分でリハビリを続けることになります。
テーピングをしながらスキーを楽しむ
痛みはないのですが一応保険でキネシオテーピングをして滑るようにしてました。
伸縮性のあるテーピングなので違和感は全くなし。
動かなかったスジ(腱)が浮き出る
1月のリハビリセンターでの最後のリハビリ時に長らく埋もれていた?スジ(腱)が親指を反った時に浮き出るようになりました。

もう会えないと思っていましたからね。
感動しました。
心の中で叫びましたもん。
『お前(スジ)!生きとったんか!』

腱の出かたに差は残りますが、これはしょうがないかと。
なんせ断裂しましたからね。
怪我前と全く同じ状態にならないのは理解しています。
トレーニングとスキーでは動きに制限がかかる感覚というものは全くないです。
ハンドボールみたいな球技を全力でプレイするとかなら何かしらの制限があるのかもしれませんけど、もう球技を全力でプレイなんかしませんからね。
そもそも全力でのダッシュもここ最近の10年はしていないと思いますし。
日常生活では怪我前と一緒のことが出来ますしね。
腱断裂からここまで回復すれば何も言うことはありません。
まとめ
久しぶりに足の大きな怪我をしてしまいましたが、受傷から完治まで1年かかりました。(実際は7~8ヶ月というところか)
日常生活で不自由なく暮らせるレベルですと、約半年ほどで普通に歩行が出来てジョグぐらいなら問題なく行える感じですかね。
ギプスをしている期間は松葉づえでの移動になりますし、活動範囲が異様にせばまりました。
2歳ぐらいの小さい子供が普通に走り回る姿を見て『(筋力とかほぼ無いようなものなのに)何で走れるんだろう?』と腱ひとつでこんなにも違うものなのか?と不思議になりましたからね。
人体の不思議な所です。
まあ、怪我をすると自分の足で歩けることがどんなに幸せなのかを痛感します。
現時点(2026年9月)ではフルスクワットで140kgを問題なく担げますので怪我の影響はほぼないと思います。


