シンプルな考え方のほうが上手くいく!?
スキーでの話。
『あんな風に滑れたら気持ちいいんだろうな…』
世の中、上には上がいますから、自分よりも上手い人の滑りを見て上記のように思うわけです。
スキーとかゴルフって色々な理論というか技術論が存在する面白い(?)世界でもあります。
技術論というのが存在しますが、その技術に沿ったように滑ると逆に下手になるということが多々あります。
ただその技術論というのが間違ったことを言っているのではなく、単に現時点での僕に合わなかっただけということなんだと思います。
はるか昔、小学生の時に親戚の叔父さんから初めてスキーを習うのですが、教えてもらったのは、①上への移動は【カニ歩き】②ハの字で滑る、曲がる、止まる(プルークボーゲン)だけ。
これだけ教わればスキーはとりあえず一人で滑れますので、あとは自由に滑るだけです。
これ以降もスクールや検定とは無縁のスキー人生でしたので、僕がスキーで生涯人から教わったのって最初のカニ歩きとボーゲンだけです。
とは言っても、スキーをしてれば『もっと上手く滑りたい』という欲求は出てきますので、技術解説をしている本や雑誌であったりDVDや動画と色々と見ることはあります。
スキーの場合パラレルターンという大きい壁が最初に訪れますから、当時は技術解説してある本や雑誌を色々と読んだ記憶があります。
ちなみに参考になった(タメになった)本や雑誌はゼロでした。
シュテムターンというのがあります。
ボーゲン⇒パラレルターンに移行する段階で自然にやるようになる滑り方だと思います。(たぶん)
パラレルターンは【谷回り】が超絶難しいので、その谷回りのパートをハの字で滑り山回りはパラレルで滑るというパラレルターンとプルークボーゲンをミックスしたものがシュテムターンになります。(たぶん)
パラレルとボーゲンの中間の滑りです。(たぶん)
僕もパラレルターンで滑る前は誰に教わるでもなく勝手にシュテムターン(谷回りだけハの字)で滑っていました。
正直、こんなものパラレルターンに到達していない人が通過するターンなだけなので敢えて練習するものでもないと思いますけど(たぶん)、技術解説の本では練習せよと書かれています。(検定とか受ける人は練習した方がよいかと思いますが)
スキーを始めて約25日ほど滑っていればパラレルターンは習得できる技術ですので、壁を超えるまではひたすら滑りまくってバランス感覚を養うしかありません。
自転車に乗るのと一緒です。
頭でいくら考えても自転車には乗れないです。
乗れるまで練習しなくては乗れるようになりません。
養うべきはバランス感覚で理論や技術論ではありません。
そして、パラレルターン習得後に次はコブ斜面で苦戦します。
整地とは違い凸凹してますのでうまく滑れません。
DVDや動画などを参考にする訳ですが、これも基本的にはどれも収穫はゼロに近かったです。
例えば、ある動画で言っている理論を試して滑るとたいてい元のレベルよりも下手くそな滑りしかできません。
最初は下手でも何度もチャレンジしてれば上達するのかもしれません。
もしかしたら、上達せずただ下手になって終わるだけかもしれません。
それは、続けたわけじゃないので分かりませんけど、僕はスキーに関してはシックリこないやり方はすぐに不採用にします(笑)
コブを滑るのに1番参考になったのはあるコラムで書かれていた、『コブの凸で体を縮めて凹で伸び上がるように脚を伸ばす』ようは『頭の高さを一定にする』ことを意識するだけ。
細かい技術論は一切なくただ頭の高さを一定にして滑れというシンプルな文言が最も参考になりました。
スキーは雪上の斜面をスキー板を履いて滑るバランス系のスポーツです。
バランス感覚というのは実際に雪上でトライ&エラーを繰り返しおこなって身に付けていくしかありません。
本を読んでバランス感覚が良くなる事は100%ありませんので、本に書かれている技術論は頭の片隅にでも置いておいて参考になるような場面でもくればちょっと試す程度でいいと思います。