トレーニング後は吸収が良い?

『トレーニング後は吸収がよくなっているから2時間は食事を摂らない。』

さて、この考えは正解なのでしょうか?

答えは、不正解。

根本的に勘違いしている人がいますね。
素人だけでなくトレーナーでもいるから驚くのですが。

まず、『トレーニング後は吸収がよくなっているから』という部分を勘違いしている人の多いこと。

この部分自体は正しいと思います。
ただ、その解釈を間違えている人が多い。

トレーニング後は体のグリコーゲンを使って枯渇した状態です。

体としてはエネルギーとなる糖質を欲しているってことです。

だから、食事を摂れば枯渇した糖質の補給を最大限に優先するわけです。

つまり、体への吸収が良いってことですね。
枯渇した分の補給に使われるということは、脂肪細胞にはなり辛いということです。

脂肪は、過剰にエネルギーを摂ったとき体に吸収しきれなかった分が脂肪細胞に蓄えられるということですから。

だから、トレーニング後は食事を摂っても一番脂肪が付きにくいということです。

次に『2時間は食事を摂らない。』という部分。

トレーニングって極端に言うと体を破壊する作業です。

トレーニングしたままですと、筋肉が異化(分解)します。

それを抑えるため栄養素を体に補給しなくてはならないのです。

トレーニング後に栄養をとってはじめて筋肉がつくのです。(タンパク同化)

このタンパク同化には時間制限があって、トレーニング後2時間以内という限られたものなのです。

せっかくトレーニングしたのにその時間帯に食事を我慢する意味が分からない。

非常に勿体ないです。

何のためにトレーニングしたの?と聞きたくなります。

間違った知識で遠回りしないように!

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