知っておきたい50代の肉体論。軽い気持ちでトレーニング習慣を途絶えさせてはいけない理由
50代以降の現実:一度手放した筋肉を取り戻すのが、なぜこれほどキツくなるのか
ここ数年間、12月~4月までの期間は脚トレを一切おこなっていません。
この期間、やるのは上半身の筋トレを軽めにやるだけ。
スキーシーズン中に疲労を溜めないための措置なんですけど、いわゆる期分け(ピリオダイゼーション)に該当します。
当然のことながら筋肉は環境に適応していきますから、スキーをするための筋力は付いていきますが、見た目の筋肉(の太さ)やスクワットを何キロ挙げるとかの筋力は落ちていきます。
特に私はもともと筋骨隆々としたタイプではありませんので、軽めの筋トレしかしなければ見た目的には普通人以下になります。
しかし、このようにあえて「ほぼ筋トレをしない期間」を毎年設けることで、ある重要な気付きがありました。
『50歳を過ぎるとカラダが戻るのが遅いかもしれん。』
先ほど筋肉は環境に適応すると述べました。
スキーシーズンが終わり、脚トレを復活させて上半身の筋トレも通常の負荷に戻したとします。
徐々に見た目の筋肉はガッシリとしてきてハリも出て丸みを帯びてきますし、筋力も上がっていきます。
これが40代と50歳以上で違うぞ。と。
筋力(スクワットで何キロを挙げたとか)の戻りに関しては40代の時と比べても変化は感じません。
結構順調に戻っていきます。
これが【見た目】の方に目を向けるとまったく違う!
感覚的なものなので、自分にしか感じられない違いかもしれませんけど、【ハリ】【各筋肉のアウトライン】【全体的なアウトライン(シルエット)】】の適応が、明らかに遅れている感じがします。
筋トレ歴も長くなると【これくらいの負荷で、これくらいの期間やれば、大体これくらいに戻る】という基準が感覚的に分かってきます。
その基準に照らし合わせると、【これだけやっているのに、まだこれだけしか戻らないのか……】という、
やった分に対する成果が少ない感覚。
年代別のリカバリー事情をAIに聞いてみた
また一つ、勉強になりました。
『この成果の出方の違いは、やはり年齢のせいなのか?』AIに聞いてみました。
返ってきた答えがこちらです。
20代【爆速リカバリー】
- 筋肉(太さ): 1〜2週間でパンプ感が戻り、1ヶ月で元のサイズへ。
- 筋力(重量): 驚くほどすぐ戻る。多少の無理も若さでカバー可能。
30代【手応え十分】
- 筋肉(太さ): 2〜3週間で筋肉の張りが復活。貯金をしっかり実感できる。
- 筋力(重量): 順調に戻るが、翌日の疲労が少し残り始める。
40代【時間差とギャップ】
- 筋肉(太さ): 最初の2週間は変化が薄く、3〜4週間目からじわじわ戻る。
- 筋力(重量): 神経系が先に思い出して重量は挙がるが、関節の回復が置いていかれやすい。
50代【丁寧な復旧】
- 筋肉(太さ): 合成スイッチが鈍いため、目に見えるサイズアップには1〜2ヶ月と時間がかかる。
- 筋力(重量): 「効かせる感覚」からじっくり戻る。焦らず淡々と戻すのが一番の近道。
60代【マイペースな復活】
- 筋肉(太さ): サイズが戻るには2ヶ月以上要するが、体の軸や姿勢がカチッと安定してくる。
- 筋力(重量): 急な負荷は厳禁。丁寧なウォーミングアップを挟むことで確実に向上する。
70代【機能最優先の目覚め】
- 筋肉(太さ): 見た目の太さよりも、数週間で「動作の軽さ(抗重力筋の復活)」として現れる。
- 筋力(重量): 重さより「コントロール能力」が先に復活。眠っていた筋核は確実に目覚める。
AIは結構細かく分類してくれましたが、私の過去の記憶を呼び起こしてみると、正直20代から40代までは【筋肉(見た目)の戻り】自体にそこまで大きな差はなかったように思います。
変わったのは、トレーニング後の【疲労の回復時間】だけ。
20代と30代は別物だし、30代と40代も別物。
40代と50代でも別物なんですが、50代からは【回復】時間にプラスして【筋肉(太さ)】の戻りにも違いが出てきました。
ザックリとした主観ですが、まあ、40代と比べて倍くらい時間がかかるようです。
たぶん感覚的にそんな感じのような気がします。
50代以降の【貯筋】は、軽い気持ちで下ろしてはいけない
実感としては、50歳以降は軽い気持ちでトレーニングを中止すると戻すことに苦労する。
これは間違いないです。
やむにやまれぬ事情があればしょうがないですが、軽い気持ちでトレーニングを中断することは避けた方が良いでしょう。
筋肉とは今まで積み上げた結晶ですからね。
よく【貯筋】とか言います。
あなたの将来にかかわる大事な財産なんですよ。
軽い気持ちで手放したらいけません。
頭の片隅にでも置いといてください。
『50代以降の貯筋をおろす際にかかる手数料(手間)は40代の2倍』だと。
現在、当ジム(Core+)でトレーニングを継続されている会員様は、ぜひ今の素晴らしい習慣をそのまま維持してください。
細く長くでも【続けること】自体が、50代以降の身体にとっては最大の防御かつ絶大なる【資産】になります。
そして、『そろそろ運動しなきゃな』と思いながらまだ一歩を踏み出せていない方へ。
50代以降の身体において、【一番若いのは今日】です。
手遅れということは絶対にありませんが、スタートが1日遅れれば、それだけ将来の【貯筋】を目減りさせることになります。
一生モノの身体をじっくりと育んでいきましょう!



