カラダを変えることが出来る人の頭の中
たまに自分が書いた過去のブログ記事を読み返すことがあるのですが、いいこと書いていますね。
この記事とか⇒結果を出す秘訣
こういうトレーナーが居たら教わりたいわぁ・・・まあ、自画自賛です(笑)
さて、他の記事でも良いことを言っていますので実際にあった事例を紹介しつつ再アップしてみます。
2017年1月に書いたものなので3年前の記事です。
『早く結果を出すためには?』という題で書いたものになります。
実際に当店でトレーニング指導を受けているお客様を見ていて感じたことです。
結果が早く出る人となかなか変わらない人がいるんです。
いったい何が違うのか?
そんな疑問を考えていて辿り着いた答えになります。
では、ここから当時の記事を引用しつつ実際にあった事例を紹介した加筆の記事です↓
全員が同じように効果が出るわけではない
当店は必ず効果を出すことをお約束している訳ですが、効果の出かたに差があるのも事実です。
それを個人差として片づけるのは簡単ですが、僕としては全員に変わって欲しい。
効果の出る人と出ない(変わらない)人の特徴というものが長年の指導で分かってきましたので書きたいと思います。
やはり同じやるなら早く結果が出る方が良いに決まってますから、これからトレーニングをする人にとって少しでも参考になれば幸いです。
効果の出る人の絶対条件
まず、効果の出る人の特徴。
これは『素直さ』を持っていること。
これに尽きると思います。
専門家のアドバイスを素直に聞く人は効果が出るのが早いです。
運動経験とか体力のあるなしは関係ないです。
どちらかというと、過去に継続的に運動をしたことがない人の方が効果が早く出る傾向にあります。
運動経験がないからこの分野に関して真っ白で純粋なんでしょうね。
こちらの言ったことを素直にやってくれますので効果が出るのが早い。
実際にあった事例
以前、加圧トレーニング用ベルト『筋力アップクンEX』を販売していたことがあります。(現在は筋力アップクンEXが廃版になり行っていないサービスです)
筋力アップクンEXを購入してくださった男性(Kさん)がいるのですが、この方はベルトを購入して自分でトレーニングをおこなっていました。
当時の僕の活動場所は契約しているスポーツクラブでの指導でしたので、そのスポーツクラブで加圧トレーニングを指導しているのを知り自分用のベルトを購入したいとの話になったんです。
そして、ベルトの購入に伴いトレーニングメニューをA4の紙にプリントアウトしてお渡ししたんです。
で、ここからは あるあるなのですが、ベルト購入後に自分一人で加圧トレーニングを継続する人は少ないです。
この男性(Kさん)以外にも何名かの会員さんがベルトの購入をしたのですが、みな異口同音に『一人じゃ(加圧トレーニング)出来ないわ』と結局はパーソナルトレーニングを受けることになるんです。
まあ、一人でできない理由は加圧トレーニングがキツイというのもあって自分に甘えが出ちゃって当初自分が思い描いていたようなトレーニングが出来ないからだと思います。
さて、ベルトを購入したKさんはどうだったのかというと・・・一人で加圧トレーニングを継続していました。
パーソナルセッションでスポーツクラブに行くとKさんがトレーニングメニューの書かれたA4の紙を確認しながら一人黙々とメニューをこなしているのを何度か目にしました。
そしてKさんはこの後とんでもない変貌をとげたんです。
どうなったのかというと・・・人ってこんなに変わるの?っていうくらいメチャクチャデカくなってました。(オデブさんでなくバルクアップしてました)
この2~3ヶ月前にKさんから
『カラダを大きくしたい』
『その後、脂肪を落として引き締めたい』
とのことで、どうするのが良いのか、自分にアドバイスを求めてきました。
僕の回答は、まずカラダを大きくするのであれば、
『食事が大事』
『とにかく食べる』
『今より1日あたり500キロカロリーは余計に摂る』
ちなみに、トレーニングに関しては、僕が筋力アップクンを使用するのを考慮したメニューを提供してましたので、それをそのまま継続。
ごく当たり前の回答でしたが、Kさんはそのアドバイスを忠実に守って実践したんです。
その結果、僕もビックリするくらいデカくなってました。
トレーニングに関しても、僕が作成したメニュー(A4の紙で渡してある)をトレーニング中は常に持ち歩いて忠実に実践しているのを見ています。
結果を出す人って、こういう人なんだなと実感しました。
専門家のアドバイスを忠実に実践しているんだなと。
パーソナルトレーニングで僕が付きっきりで指導しているならまだしも、自分ひとりでトレーニングをして食事もアドバイスのみで実践して、しっかりと結果を出しているのを見て、こっちが逆に感心させられました。
効果の出ない人はこんなことをしている
では、逆に効果が出ない人の特徴はというと・・・
これは専門家のアドバイスに勝手にアレンジを加えちゃうような人です。
一見すると創意工夫があるような感じで良さそうではありますけど、これは絶対にやってはいけません。
学生時代に運動部に所属してた人に多いです。
過去に運動経験があるもんですから変に自信があるんでしょうね、その結果おかしなアレンジをしちゃうんです。
アレンジをするってことはトレーナーのアドバイスを軽視していることですから人間の出来ていないトレーナーだと怒るかもしれませんよ(笑)
実際にあった事例
会社経営者40代男性の話です。
高校時代にハンドボール部でインターハイ出場経験あり。
しかし、40代になり代謝も落ちてきてウエスト周りがヤバいことになって自分一人じゃどうにもならないということで当店でトレーニングをすることになりました。
ウエストの引き締めとダイエットが一番の目的で週2回のトレーニングを継続していました。
徐々に結果が出てきたかと思うと何故か失速して逆戻り。
『これはおかしい』ということでヒアリングをして修正すべき箇所をしっかりと修正して仕切り直し・・・
また徐々に結果が出てきたかと思うと何故か失速して逆戻り。
結果が出始めてこれから加速していくかと思っていると失速しちゃうパターンです。
察しのいい人ならここまでの話の流れで展開が読めるとは思いますが、あえて言おう。
結果が出ている時は、僕のアドバイスを忠実に実行しているフェーズです。
失速して逆戻りしている時は、僕のアドバイスに自己流のおかしなアレンジを加えているフェーズです。
過去にスポーツ経験があるしインターハイまでいくような部に所属していたので運動神経は人並み以上にあるんです。
だからトレーニングを教えても飲み込みは早いんです。
で、徐々に負荷が増したトレーニングになってくると・・・勝手にフォームにアレンジを加え始めます。
『スポーツ動作とトレーニングは全くの別モノです』
スポーツは如何に『効かせない』で『力を抜いて』『長時間動く』ようなことが重要になるわけですが、トレーニングは全く逆で如何に『効かせて』『力を抜かず』『(短時間で)出し切る』かが重要になります。
こちらが効かせるやり方を教えても最初はその通りにやっているのですが、そのうち勝手に回数をこなせるような(上手いこと力を抜いて効かせない)アレンジをしちゃうんです。
これをやられると毎回のセッションで修正作業に時間を取られますからいつまで経っても先に進めないわけです。
時間のムダなんです。
勿体ないです。
で、この方は食事に関しても独自のアレンジを加えていました。
『確かに先生の言うとおりにすると体重も減っていくんだけど』と言って最初はアドバイスに従っているのですが、効果が出始めるとアレンジを加えて逆戻りというのを繰り返す。
身体的なセンスを持ち合わせていても『素直さ』がないとこうも上手くいかないんだなというのを痛感させてくれた人でした。
流石に僕も疲れました(>_<)
『ちょっと待った!』そのアレンジ要らないです
キツイことを言いますけど、良かれと思ってアレンジしているのでしょうが、運動部程度の経験者のアレンジなんかとっくの昔に先人がやっていて『効かない』し『効果が出ない』のは分かっているんです。
それを踏まえて専門家がアドバイスしているんですから、自分はこの分野では素人なんだという『素直さ』を持つのが早く結果が出るコツかと思います。
コツというよりは必須条件だと思います。
今回の事例では極端な事例をピックアップしてみましたので、対比として面白かったかなと思います。
たった1回の口頭でのアドバイスだけで自分の思い描いた目標に到達したKさん。
かたや週2回のパーソナルセッションで時間をかけて指導したけどなかなか結果が出せずに終わった会社経営者の男性。
違いはアドバイスを忠実に守ったか、それとも勝手にアレンジを加えて自己流になったかの違いです。
結果が出る人ほど専門家が言うアドバイスに忠実です。
極端な例ですと、雑談レベルの話に出てきたことすらも実行しちゃうような人がいるんです。
こういう人は僕もビックリするような結果を出しています。