無駄な努力はしないートレーニングを効果的に①ー
さて、トレーニングをしていくうえで、押さえておいたほうが良い知識っていうのがありますのでそれを書いていきます。
トレーニングには原理・原則がありますので最初にそれについてご説明いたします。
ご説明するのですが、この原理・原則をテーマにすると・・・語ろうと思えば何時間あっても足りない(笑)ってぐらい深いテーマですので、ものすごく簡単にご説明しますね。
まず、原理・原則のおおもとに『ルーの法則』っていうのがあります。
ルーの法則とは、
筋肉は適度に使うと発達するけど、逆に使わなかったり、使いすぎたりしてしまうと萎縮してしまうという法則です
法則なので例外はありません。
自分の今現在のレベルからみて適度に刺激が入るトレーニングをしてれば筋肉が発達するし、何もしなかったり過度の刺激が入るようなトレーニングを続けていると筋肉は委縮してしまうってことです。
それで、もう少しつっこんでご説明すると、
『適度に使う~』の『適度』ってどのくらい?
『使いすぎると委縮する』の『使いすぎると』ってどのくらい?
と思いますよね。
このルーの法則がおおもとで、トレーニングの三大原理・五大原則ってのがあります。
ここまでついてこれてますかね?(笑)
とりあえずご理解できているかの確認のため(笑)
ルーの法則とは・・・
筋肉は適度に使うと発達する
筋肉は使わないと委縮する
筋肉は使いすぎると委縮する
↑これです。(ルーの法則)
適度に使うの適度ってどのくらい?
使いすぎると委縮するの使いすぎるってどのくらい?
それを補っているのがトレーニングの三大原理・五大原則です。
さて、ルーの法則はご理解いただけたでしょうか?
ルーの法則がおおもとになってそこから、トレーニングの三大原理・五大原則とご説明していきます。
では、
トレーニングの三大原理についてご説明いたしますね。
トレーニングの三大原理
① 過負荷の原理
② 可逆性の原理
③ 特異性の原理
さて、漢字ばっかりで何のことやら?
と思うかもしれませんので一つずつ見ていきましょう。
過負荷の原理(かふか)
これは、トレーニングによって何らかの運動効果を望みたいと思ったら日常生活で体験しているのよりも強い負荷をかけないと体力は向上しないという原理です。
日常生活と同じくらいの負荷では変わらないってことですね。
考えれば当たり前なんですが、意外とできていない人が多いのです。
スポーツクラブでインストラクターしている時にクラブの会員さんを見てましたが、トレーニングをしている最中におしゃべりしながらウエイトを挙げているとかマシントレーニングをしているなど。
まったく効果がないとは言いませんが、あまり効果的ではないですね。
実際スポーツクラブに通っているのにまったく変化がない人って結構います。
というか自己流でやってますからビックリするくらい皆さん変わりません。
変わりたければ日常生活よりは強い負荷が筋肉にかかるように。ってことです。
もちろん、今現在の体力レベルってのは人それぞれですから、あなたに合った負荷が存在します。(トレーニングしているうちに負荷も変わります。)
例えばですが、日常生活で箸より重いものを持ったことがないっていう人は、箸より重いものを持てばトレーニング効果が出るってことです。
こんな人居ないでしょうが(笑)
可逆性の原理(かぎゃくせい)
これは、トレーニングで得られた能力や効果はトレーニングを行っている間は維持されるが、止めてしまうと徐々に失われていくという原理です。
またトレーニングによって得られた運動効果というのは、トレーニング期間が長ければ失われるのも緩やかで、反対にトレーニング期間が短ければ効果が失われるのも速いということも覚えておいてください。
トレーニングをパッタリやめた場合、まず持久系の能力が落ちたのがハッキリと分かると思います。
マラソンとかの持久系の選手はほぼ毎日走ってますよね。
筋力や筋の太さは持久系の能力に比べれば緩やかに戻りますが、それでもトレーニングを完全にやめると上で説明したとおりトレーニング期間に比例しますが、筋力は落ちるし筋の太さも元に戻ります。
ちなみに僕の場合ですと、3週間何もしないと明らかに腕とか肩周りが細くなります。
他人が気付くかは別にして自分では分かります。
う~む・・・手短に書くつもりが予想以上に長文になったのでまた続きます。
次は『特異性の原理』について書きます。