脚のトレーニング
脚のトレーニングというと・・・
キツイ、苦しい、痛い、吐く、倒れる・・・脚のトレーニングというと連想するのはネガティブなものばかり(笑)
楽しい腕トレとは違い、脚のトレーニングがしんどいトレーニングなのは間違いのない事実です。
脚は筋肉量が多い部位ですからね、トレーニングで追い込めば筋肉量が多い分キツイのも当然かと。
重要な部位でもある
・・・と、キツイイメージのある脚のトレーニングですが、人間は二足歩行の生物ですから【脚】は立って歩くために非常に重要な部位でもあります。
↓↓↓こちらの記事でも書きましたけど、死ぬまで自分の足で歩くためには筋肉の量が必要です。
下半身に3分の2の筋肉があると言われていますので、筋肉量を増やしたいなら脚トレは効果的といえます。
キングオブエクササイズ【スクワット】
スクワット・・・エクササイズの王様と言われるぐらい効果的なエクササイズになります。
エクササイズを【機能的エクササイズ】と【構造的エクササイズ】に分けて考えてみると、スクワットは【構造的エクササイズ】に分類されるかと思います。
- 機能的エクササイズ:体の動きをよくする目的で行うエクササイズ
- 構造的エクササイズ:体の土台を強化する目的で行うエクササイズ
しかもスクワットは脚だけでなく体幹も強化できるエクササイズになります。
正しいフォームでやるために
スクワットは【股関節】【膝】【足首】の3つの関節が動く多関節種目になるのでエラー動作が出やすい種目でもあります。
エラー動作とは怪我のリスクが高くなる動きになります。
トレーニングで一番やってはいけないことは怪我をすることなので、怪我のリスクがあるフォームは避けた方がいいです。
よく言われているのが『つま先よりも膝が前に出ないこと』
これに関しては正しいとも言えるし、間違っているとも言えます。
僕は、『つま先よりも膝が前に出ても全く問題ない』という考えです。
といいますか、膝とつま先の位置関係だけでフォームの良し悪しを判断することがナンセンスなんですよね。
先ほどスクワットは3つの関節が動く多関節種目であると書きました。
そして、骨格は個人によって結構な差があります。
膝から下のスネが長い人もいますし、胴体が長い人もいます。
スクワットは個性が出やすい種目でもあるんです。
それら骨格の違う人に一律でつま先よりも膝が前に出ないスクワットをさせると人によっては怪我のリスクが上がるフォームになってしまう人もいるんです。
正しいフォームとは
僕も最初にトレーニング(スクワット)をした時から現在までにスクワットのフォームを色々と変えてきた過去があります。
本で学び、NSCAの指導要綱で学び、中にはパワーリフティングという競技のトップ選手のセミナーに出たりもして学びながら、そしてフォームを変えながら現在のフォームになっています。
いちおう、自らのフォームも今のところこのやり方に落ち着いていますし、お客様にやって頂く際にもこのやり方で指導しています。
テキストのみでの説明になりますので物凄くシンプルに書きます。
- まず肩幅ぐらいに足を開いて立ちます。(一番力が出そうなスタンス)
- 【母指球・小指球・かかと】の3点に均一に圧がかかるポジションで立ちます。
- ↑↑↑↑上の3点に常に均一に圧がかかるようにしゃがんで立つ。
腹圧とかはまだ入れていませんけど基本はこれです。
しゃがみながらつま先重心になったり、かかと重心になってつま先が浮いちゃう場合は、3点に均一に圧がかかっていないのでエラー動作になっています。
また、しゃがむ深さは各個人により柔軟性が異なりますので一概に『ココまでしゃがんで!』と言えないですが、【パラレルスクワット】(膝と股関節が同じ高さ)を目標にしていただくとよろしいかと思います。
スクワットはしゃがむ深さによって全く別の種目というぐらい違いますので、柔軟性と筋力が問題ないようでしたらパラレルスクワットを目指しましょう。