加圧トレーニングベルトを自作した話
今まで公の場では話したことがないことを書きます。
話さなかったのには理由があるのですが、当時とは状況も変わりましたしもう話してもいいかなと思いまして。
2006年12月に加圧トレーニングの指導資格を取ったのですが、それ以前のことです。
2005年の夏頃のことです。
当時の状況は後に訪れる加圧トレーニングブームの3~4年前のことです。
ちなみに、世間の一般的な人は『加圧トレーニング』と聞いても誰も知らず『なにそれ???』って感じで世間に加圧トレーニングが浸透するだいぶ前のことです。
2005年のころ、僕の生活圏に加圧トレーニングを受けられる施設はまだありませんでした。
当時の僕は加圧トレーニングが気になってしょうがなかったんです。
自らの体で1回試してみたい欲求が日に日に増してきていました。
で、僕の出した結論は近場に受けられる場所がないなら『自分で作って試してみるか』というところに落ち着きまして、まずは加圧トレーニング関連の文献を片っ端から手に入れて情報収集を開始しました。
ちなみに、当時はネットでの検索は今とは比べ物にならないぐらい貧弱なものでしたので情報収集は『本』からが一番効率が良い方法でした。
そして、情報収集をしてある程度の知識も得ましたので自作の加圧トレーニング用ベルトを作成したのですが、それがコレ⇩
空圧式のベルトになります。
当時、個人で作成できるレベルでは最高峰の試作品ができたのではないかと思います。
ミシンの使い方を教えてもらい自分で裁縫しました。
なので近くで見ると少し雑ではあります(笑)
実際にベルトを巻くとこんな感じです。
空圧式なので加圧トレーニングの文献に出てくる『圧』に設定することが容易にできましたので効果を出すことに関してはかなり高いレベルで再現できたと思います。
実際に自分の体で試してみて加圧トレーニングはかなり良さげだと実感しました。
補足ですが安全に効果を出す加圧トレーニングをするためには専門の知識が絶対に必要になります。
そのためには専門家の元でやるか自らが専門家レベルまで知識を習得するかの二択です。
僕がおこなったのは近くに専門の所がなかったため自らが加圧トレーニングの勉強をして知識の習得を目指したわけです。
今まで公の場でこの話をしなかったのは加圧トレーニングのベルトを自作するのをマネする人が出ることを危惧したからです。
安全に行えるなら別に問題ないですが専門の知識を身に付けるのには時間がかかります。
特に加圧トレーニングのブーム時にこれを公表すると専門の勉強をしないでマネをする人が続出すると思ったために封印していました。
そのぐらい完成度の高い作品が出来たと思っています。
ちなみに、製作費は2万円ぐらいでした。
後日談としては、翌年ですね、生活圏内に加圧トレーニングを受けられる施設ができて本物の加圧トレーニングを体験することになります。
文献だけで見よう見まねで行っていましたので自分のやっていた加圧トレーニングが正しいやり方だったのかを答え合わせする意味合いが強かったです。
その後すぐに加圧トレーニングの資格を取得することになるという。