やっぱり環境は大事 パート2

以前の記事で『環境は大事』ということを書かせていただきました。

簡単にご説明すると、トレーニングをするならトレーニングに特化した環境でやることがヤル気のスイッチも入るし効率がいいですよってことです。

前回の記事では顔も知らないAさんをちょっと例として使わせていただきましたけど、今回は僕のことを書いてみようかなと思います。

僕自身はトレーニング歴も長いしもともと体を動かすのが好きでしたから、成功体験や失敗談も豊富ですからね(笑)

かっこよく成功例から書きたいところですが、前回の記事で顔も知らないAさんのことを軽くディスりましたので失敗談から書いてみたいと思います。

雪の積もった自宅の庭で空手修行(?)した高校時代

高校生の頃にフルコンタクト系の空手を習っていました。

道場まで自転車で40分ぐらいかけて通っていたのですが、そこの道場では週に3回しか稽古がなかったんです。

現在なら週に3回も稽古があれば十分ですが、高校生だった頃の僕としては全然満足できない。

物足りなかったんです。

毎日でも通いたいぐらいでした。

稽古のない日は自宅で自主練をするしかありません。

当時は雑誌やVHSのビデオぐらいしか情報源はありませんから、そこからトップ選手の練習方法をマネて自主トレをしていたんです。

『パワー空手』という月刊誌が当時のバイブルでした。

その月刊誌で冬合宿というのが毎年特集されるんです。

1月に三峰山で行われるんですが、合宿参加者が滝浴びをしたり雪が積もっている中で裸足で稽古をしている様子が掲載されるんです。

高校生だった頃の僕はそれに強烈な憧れがあったんです。

だって空手修行っぽいじゃないですか。

猛烈にマネしたくなるんです(笑)

しかし、通っていた道場では冬合宿が開催されませんでしたので、やりたくても出来ない。

そんな中、雪が降ったんです。

で、いい感じに積もりました。

高校生だった僕は、これで憧れの雪の中での稽古ができるぞ!とテンションが上がったものです(笑)

すぐに道着に着替え裸足で自宅の庭に行ったんです。

で、どうなったかというと・・・5分と持たずにリタイヤです。

裸足で雪の上に立っていることがほぼ不可能っていうくらい冷たいんです。

もう指先が痛いんです。

リタイヤしてストーブで暖をとって暫くすると『もう1回やってみよう』という気になるので再度挑戦するのですが結果は同じ。

尋常じゃない冷たさに耐えられずにリタイヤ。

で、ストーブで暖をとる。

これを何度か繰り返して雪の中での稽古(?)は終了しました。

後日談としてはこの後熱が出て2~3日寝込んだ記憶があります。

何が悪かった?

まず、環境でしょう。

雪が積もった自宅の庭で空手の稽古など出来るわけがありません。

ただ寒かっただけでした。

ああいうのは合宿という環境だからこそ出来ることだと思います。

合宿であれば例え極寒であっても雪の中での稽古や滝浴びが出来るのだと思います。

それぐらい影響します。

人間は環境に左右される生き物なんです。

自宅の庭で一人でやる時は5分も耐えられないんです。

ただ、合宿という環境で他の参加者が居ると、寒さはありますが自宅の庭で一人でやる時に比べれば格段に耐えられるものです。

ちなみに、一つ断っておきたいことは、雪の中での滝浴びや稽古で空手が強くなるのかどうかは分かりません。

今の僕だったらやりたいとも思いません。

トレーニングも環境が大事

これをトレーニングに置き換えるとその差が歴然とするのは分かりますよね。

自宅でトレーニングをするのとスポーツクラブなどのトレーニング専用の施設でトレーニングをするのとでは、トレーニングに対するモチベーションからかなりの差が発生します。

トレーニングというのは日常生活よりも強い負荷(運動強度)が必須なので、日常生活そのままの自宅だとなかなか気持ちが入らないものなんです。

これがトレーニング専用の施設に行けば、ただその場所に行くだけで気持ちがトレーニングモードに切り替わりますから、環境というものは非常に大事なんです。

僕が今こういう記事を書いているのは理由があるからなんです。

まさに自分で体験したことなんです。

僕の中では2019年はトレーニング環境が激変した年でした。

2月にスポーツクラブに入会して、更に10月にも別のスポーツクラブに入会しました。

2012年から2019年までは基本的にCore+パーソナルトレーニングジムで一人でトレーニングをおこなっていました。

自分の中では追い込んでやっているつもりでも誰かに見られているわけではないので、多少の甘さが出ていたんだと思います。

別にスポーツクラブでトレーニングをしているからといって僕のトレーニングを他の会員さんが見ているわけでもないのですが、他人の目があるというだけで違うんだなというのは実感しています。

環境を手に入れよう

今の時代は大抵のものはお金を払えば手に入ります。

環境もお金を払って手に入れることが出来ます。

しかも大金を積む必要もないですし、環境を手に入れた後にゲット出来るリターンはその環境を手にしなければゲットできないであろうものです。

何度も言いますが人間は環境に左右される生き物です。

自分を変えたければまずは環境を変えることだと思います。

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